日本法中毒学会第38年会を、2019年7月26日(金)および27日(土)の2日間にわたり福岡大学医学部RI講義棟(福岡市城南区)で開催することになりました。本学会年会を福岡大学医学部法医学教室でお世話させて頂くのは、第24回(年会長:福岡大学名誉教授 柏村 征一 先生、2005年)に続き2回目となり、大変名誉なことと存じます。
日本法中毒学会は、法医学(医学)、裁判化学/毒性学(薬学)および鑑識化学(警察)の主には3領域の研究者によって構成される学会です。法医学領域での年会の開催は、第33年会(年会長:名古屋大学大学院 教授 石井 晃 先生、2014年)以来となります。現在、法医学では、死因究明体制の充実が重要な課題となっています。薬物分析は、死因究明においても必須の検査です。今回の年会では、死因究明と薬物分析をテーマに特別講演、シンポジウムを企画しております。また、新たに若手研究者表彰を設けることになりました。次代の本学会を担う若手の先生方からの多数の発表をお待ちしております。このほか、例年通り薬物分析、薬物検査技術や薬物ドーピング、臨床中毒、薬物動態など幅広いテーマを一般演題として募集する予定ですので、日ごろの研究成果を奮ってご発表頂き、技術や情報の交換を行って頂ければ幸いです。
福岡市は、コンパクトシティとして知られています。その名の通り、会場の福岡大学へは、福岡空港から35分(地下鉄・乗り換え込み)、博多駅から30分(地下鉄・乗り換え込み)、天神地区から16分(地下鉄・直通)と短時間で到着します。また、懇親会は、福岡市の夜景と博多湾を望むキャンパス内のレストランを予定しておりますのでご期待ください。
若手研究者、学部学生・大学院生にもお声がけいただき、多数の先生方のご参加・ご発表により活発な討論の場となり、年会が大いに盛り上がることを期待しています。
第38年会 年会長 久保 真一
(福岡大学医学部法医学教室)